立教大学校友会 第45回「地域支部代表者会議」出席報告

 

期日:2006年4月22日(土)午後1時半から

場所:池袋キャンパス11号館AB01教室

司会:   新校友課課長

目次

1.校友会出席理事及び委員長紹介

   松崎会長は先日来体調を崩されて入院中(?)欠席のお詫びを江草副会長へ

   託されていた。

2.出席大学・学院関係者紹介

   校友課の元課長である小野田課長は図書館へ異動、新校友課課長と

   校友課の新人2名のご挨拶あり。小野田課長からは図書館への出入りが校友は自由!特に立教カードを持っていれば本も借りられる!まだお持ちで無い方は、お帰りになる前にお手続きができますと立教カードのPRあり。

   男性:既に4年勤務。立教を卒業後のケアの厚い学校としたい。それも校友課の

   大切な業務となるかもという挨拶あり。

   女性:昨年度卒業(今年?)の新人。各校友会の課題として女性や若者の出席率が悪いので、出席が増える策を探しているというところが多いので、若手・女性である自分がそのあたりで貢献したいと言う発言あり。

3.本日のプログラム紹介   新校友課課長

4.2005年度校友会活動報告  江草校友会副会長

立教の現状の校友会員数は15万人!

校友会地域支部の数は、国内154地区、海外は19の支部となった!

昨年度12月にはロンドン立教会が発足!

   2005年度から初めてホームカミングデイは立教大学と共催となり、それまでの参加者数が1500名程度から3500名レベルまで大きく伸びた!又広報活動も様々なチャネルと通して相当に実施した模様。当日の企画も実に豊富であった!

地区校友会の集いも全国16箇所で開催し、地域の文化的貢献を目指したシンポジウムや中でも、8月には九州地区校友会では地元高校・予備校の教師を集めた入試説明会を実施!

 今年3月には西オーストラリアパースにて西オーストラリア立教会が主催して、日豪交流年公式行事として、パース兵庫カルチャーセンターで、姫路獨協大学日本語科の教授である牟田おりえ先生による「異文化理解と夏目漱石:百年目の貴重な提言」と題した後援会を実施した。

5.大学の現状報告   押見総長

   新総長は5月27日から就任。よって押見総長は5月25日まで執務。

  こうしたこれまでの伝統的執務期間は今回改定され、今後は3月31日までとされ新執務期間は4月1日から開始となる。

  故に正式な退任のご挨拶は代議委員総会でするとのこと。

  立教への志願者数がこれほど伸びたことは、立教の良さが広く認識され始めたと

考える。入学式も初めて学外で開催し、父兄や保証人達も同席が可能となった。

(池袋西口駅前にある芸術劇場で)当日は豊島立教会会員の皆様のボランテイアに随分支えられた。3月31日には新座のキャンパスにはかねてから建設中であった新校舎が4棟完成した。今後の受験生を更に伸ばすために、新たに懸案であったスポーツ関連入試検討委員会を発足させ、7月頃までには方針をまとめてもらう予定。

 

6.2006年度入試状況報告   服部総長補佐

    都道府県別志願者数・合格者数・入学者数

    志願者数の伸びは全国で2番目!58,714名!5万台は史上初めての快挙!因みに受験志願者数の1番目は早稲田で11万人!2番目が同志社で93,000人。

立教は8位。

その中でも志願者数が多かった学部は、文学部の次に今年初めて設けた2学部の1つである経済学部であった!これほど多かった理由は、もちろん活動を実施したわけで、

受験生に大人気のオープンキャンパス来校者数の伸びも全国でNo.3!(因みにこれも早稲田がNo.1)新学部の開設を説明するために、従来伝統的に受験者数が多い高校を教授たちが回った。又、反対に全国11の受験者数が少ない地域を回って説明に回ったとのこと。又、今後は地域支部の協力を得て、こうした機会を是非増やして行きたいとの事。

 

7.2つの新学部学部長による学部の展開説明

    経済学部:白石典義学部長

  <3つの方針>

@       Global Valueを持つビジネスパーソンを育成する

A       優れた英語力を備える21世紀のビジネスリーダーの育成

B       倫理観に優れた社会に貢献できるビジネスパーソンの育成

⇒更には、キリスト教精神に支えられた立教らしい特徴をもつ経済学部を目指す!

今回8−9つの多彩な形での入試形態を取ったが、その中で珍しかったのは、

全学部日程入試というもので、1日ですべて希望する学部の試験を受けられるというもの。又自由選択試験という、スポーツや英語、文化活動などで特に優れた人も受け入れるというもの。それでは20名合格した。

8、977名が志願し、合格し入学が許された220名の内、入学したての段階で既にTOEFL500点以上が17名、450点以上が73名と、あわせて

90名の学生が既に高いレベルに居る!ことも就学中に多くの学生が高いレベルに成長するに違いないと確信できるとおっしゃる。又夏休みの中の3週間を利用して海外の提携大学で

海外EAP(English for Academic Purpose)EGP(English for General Purpose)を学ぶ機会を設ける計画。これらは英語による専門科目へ進むための能力を見につけさせるためのもの。リーダーシップや異文化コミュニケーションなどとても関心が持てる内容でした。面白かったのは、スクリーンに英語の文字を映し、

MARCH MA CH JR  KWR のそれぞれのイニシャルが大学の頭文字を表し、明治、青学、立教、中央、法政、上智、慶応、早稲田と進化を目指した成長推移を表して学部長の心意気を示した!新しい入学したばかりの学生が卒業する2010年までには、こうした社会的評価を得られ、それを維持するためにはそのレベルを維持・進化させることを目指すとおっしゃられた。

又、建学の精神である ラテン語でプロデオパトリオは、日本語では「神と国との為に」と訳されているが、意訳すれば、「神」は「普遍の真理」であり、「国」とは「社会」と訳せる。つまり「普遍な真理を追究し、社会に貢献する」と理解するとおっしゃる。

学部長は全学部生と週に3日ランチミーテイングを開始し、個人的に顔を名前がわかる関係を目指すとおっしゃる!やる気十分である。白石先生は昨年12月に開催された神戸セントポールクラブ恒例のクリスマスの集いに出席された先生であり、

会員の皆様にとっても身近に存じ上げる親しい関係でもある。

立教大学経営学部 開設記念・公開連続講演会が計画されていて、512日から富士ゼロックス最高顧問の小林陽太郎氏を初め、7月14日まで、著名なパネリストやスピーカーをお招きしての開催である。参加は無料、事前登録は不要。会場は池袋キャンパス。詳細は経営学部HP, http://cob.rikkyo.ac.jp

 

    現代心理学部:前田英樹学部長

 

    前田先生は、特にツールは何も準備されず、淡々と現代心理学部とはどのようなところかを説明された。新座に新設された校舎や設備も素晴らしいもので、教授陣も25名のその道のプロが勢ぞろいしているとのこと。生徒達もやる気十分で刺激があるとおっしゃる。教師生活を25年間してきて今ほど感動を覚える授業は無いと言う。

会場から質問もあり、卒業後の就職の問題とか容易ではない質問でしたが、他の学部と同様であり、心理学を学んだ学生はきっとすべてのものを考える技法を見につけ、それは立教大学が提唱するリベラル・アートであるとお答えになられた。又、私見とされて、

現代の欧米における近代心理学は、近代の身体学から来ており、行き詰まりを見せている。

今後はアジア的考え方の方向へ向かうであろうとおっしゃる。(私もかねてからそう考えているので実に同感です。宗教観もしかりです)例として“養生”を引き合いに出され、養生とは何かを、そのような考え方は西欧の発想には無いとのこと。

 

8.校友会からのお願い/お知らせ

     新赤レンガ基金

     立教カード入会

     聖公会聖職者の招待

     大学の地方後援会開催

     地域別在住者リスト

又、別途 地域立教会向け「個人情報」取り扱い手引きという冊子を頂戴した。

 

 

<懇親会>

会場:太刀川記念館 3階多目的ホール

そこでは、田尾副会長のご挨拶で開始され、乾杯の音頭は新設されたばかりのロンドン立教会の大野氏(メチャクチャハンサム!)によって開始!

 

私は同期(47年卒の体育会46回メンバー)の諌山(南房総立教会)、宮崎(世田谷立教会)両氏や、応援団の諸先輩達である榎本副会長、シンガポール立教会岩武会長、坂本先輩、武蔵野立教会の荒井先輩などなど。

昨年は更に後2名ほど応援団出身の校友会会長や幹事が出席していた!1つのクラブの出身はとしては異常に多い!

 

海外の立教会からは、台湾立教会の向井氏、N.Y.立教会の中野さん、上海立教会の青山さん(いずれもきれいな若手の女性)青山さんは三井物産に現地採用され総務と経理をしているらしい。KTJの中国人営業マン獲得へのご支援をお願いした。バンコク立教会の御守会長には、前回のお礼と目下KTTが抱えている問題を解消するための現地での企業紹介などをお願いし、次回BKK訪問時には必ずお会いすることを約した。もちろんシンガポールの岩武先輩には、KSSの現状をご報告した。マレーシアの篠塚氏とはお話しする機会を逸してしまったが栗田氏の代理出席であったのか。カナダ立教会の前川氏(心理学科卒)とはお話できて、以前は富士通にお勤めで目下は引退しJapanese Social Service のボランテイアをされている。トロントにお住まいでKTCもトロントにあり、訪れる機会もあるので次回はご連絡することをお約束した。パリ立教会の李さん(女性)とドイツ立教会の磯さん(女性)とは前回もお話できたが、今回は、私の立教での同級生のパリ在住の黒須君が、今日までの会期で銀座の青木画廊で何度目からの国内での個展を開いていることを話したところ、最近は顔を出していないが、当初はよく見えていたとおっしゃる。

それにしても、Securityの為か、女性は全員が名詞を切らしたとおっしゃっていた! ひとり品の良い年配の女性がいらして、小田原立教会の中川さんとおっしゃる。箱根にお住まいで、会の名前を「小田原・箱根立教会」と直したい!と笑顔でおっしゃる。彼女も私と一緒で、出席者リストに漏れていて初めからお冠りであった!福井セントポールクラブの安本先輩も同様!こんなことは初めての経験だが、今回はいろいろと不手際が目立った。

校友課の課長が代わり、新人が増え、肌理の細かい最終チェックがだいぶ漏れていたようである。会場のマイクも使えず不都合であった。事前の確認を怠っていたことは明白で、何か手抜きのイメージが残った。私からは皆様へ、赤の他人の企業やホテルならクレームものですが、彼らも我々と同じ同窓生ですからあまりきつい小言も言えませんよね!と

やさしくなだめておいた。

 

大阪の川瀬会長、河路幹事長とは、総長補佐である服部氏の話の中で、地域での教育関係者との学校関係者との入試に関する座談会を京都、大阪、神戸の3都共催で開催して協力しましょうという話をし、京都の斉藤会長へも提案し、是非実現することで合意した。

それぞれのOB/OGで教育関連施設に現在お勤め、又は出身者へご案内することになる。理想的には受験生を輩出する高校を経営している学校や予備校関係者が望ましいのかも。

尚、席上河路先輩から京都の斉藤会長へ、3支部はイベントの年間カレンダーを共有し、お互いのメンバーがお互いのイベントに参加できるように協力し合うというコンセプトで、

正月の新年会を大阪にて合同でしませんか?と提案されたが、斉藤氏は京都でも独自に新年会を楽しんでいるので、それは出来ないと断られ、せめて出来るだけ日程が重ならないように努力することで合意した。私からは新しくなった神戸セントポールクラブのHPには、神戸だけでなく、大阪や京都の恒例の行事も書き入れてあり、誰もが前もって計画を立てて参加できるように配慮していることをお伝えした。

福井セントポールクラブの会長である安本先輩とも談笑し、池袋の駅でお別れした。

飛行機で見えたとのこと。それにしても立教大学は太っ腹である!世界中からこんなにたくさんの校友会の代表者へ交通費を負担するのですから!

 

アンケートには、

1.新しい学部のカリキュラム内容はとても魅力的である。

2.次回の会議は、新座のキャンパスで開催し、新たな施設の見学を希望する。

3.海外や地方の立教会に金銭面ではなく受け入れやアレンジのお世話をいただいて、

学生の実業界での経験をもつ機会を設けることを提案する。特に経済学部へ提案した。

 

以上